◇ 新潟ケンベイ、子ども食堂に新潟コシ600kg寄贈

 ㈱新潟ケンベイ(新潟県新潟市、山﨑正敏社長)は11月25日、新潟市内の子ども食堂28か所に、新潟コシヒカリを計600kg寄贈したと発表した。新潟市社会福祉協議会を通じて実施したもの。
 寄贈した米は、新潟県胎内市坪穴地区で実施した「稲作体験イベント」で田植・稲刈したもの。収穫・精米した約730kgのうち、約120kgをイベント参加者に提供。残り約600kgを「kids米」として米袋に専用のシールを貼り、子ども食堂に届けた。

寄贈先の子ども食堂「ちいき食堂ごまのたね」の様子
kids米を抱える「ちいき食堂ごまのたね」の子どもたち

 去る11月20日には、寄贈式を開催。式に参加した子ども食堂「ちいき食堂ごまのたね」の齋藤紀美子代表は、物価高の影響で継続して運営していくことの難しさを語るとともに、「皆さんのご厚情を頂戴できるのは本当に嬉しく大変ありがたい」と感謝の意を表した。新潟ケンベイの室橋聡常務は、「(稲刈体験イベントで)子どもたちによる手植え・手刈りで収穫した米は、非常に価値がある米だと思っている」とし、「その米を同世代の子どもたちにも食べてもらいたいと思い、寄贈した」と述べている。
 新潟ケンベイは、「地域の暮らしを支える活動に寄り添い、未来ある子どもたちへの支援を継続していく」とコメントしている。

寄贈式の様子。左から、新潟市社会福祉協議会 前田秀子常務、ちいき食堂ごまのたね 齋藤紀美子代表、新潟ケンベイ 室橋聡常務

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