◇ くら寿司、令和6年10月期は増収倍増益で増配

 くら寿司㈱(大阪府堺市、田中邦彦社長)は12月11日、令和6年(2024)10月期決算を公表した。連結ベース売上高2,349億50百万円(+11.1%)、営業利益56億99百万円(+132.0%)、経常利益62億24百万円(+115.9%)の増収倍増益で、当期利益に至っては32億26百万円(+273.7%)とほぼ4倍増益を計上している。期末配当は、当初予定の普通配当20円に「万博記念配当」20円を上乗せ、結果的に20円増配の40円とした。なお、くら寿司㈱は12月11日の取締役会で、株主優待制度の廃止を決議している。「株主への公平な利益還元」が理由で、来年4月30日以降、株主優待は実施しない。

 アジアで減益、北米で経常損失を計上したものの、日本国内で大幅な増益を計上したため、総体で倍増益を確保できた。ただし、日本・北米・アジアいずれも収益性の低下がみられた店舗の帳簿価額を回収可能価額まで減額したため、総額17億48百万円の減損損失を特別損失に計上している。
 新規出店は30店舗(国内11店舗、米国14店舗、アジア5店舗)。10月末現在の店舗数は677店舗(『無添蔵』4店舗、『くらおさかな市場』1店舗、北米64店舗、アジア61店舗を含む)となっている。

 次期業績予想は、売上高2,430億円(+3.4%)、営業利益50億円(▲12.3%)、経常利益52億円(▲16.5%)、当期純利益34億円(+5.4%)。

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