◇ のむら産業、令和6年10月期連結は増収増益で増配へ

 米穀など包装資材・包装機械の製造販売業者のむら産業㈱(東京都東久留米市、清川悦男社長)は12月16日、令和6年(2024)10月期決算を公表した。連結ベースで、売上高66億12百万円(+10.7%)、営業利益5億5百万円(+12.8%)、経常利益5億10百万円(+14.4%)の増収増益となった。当期純利益も3億39百万円(+16.8%)を計上している。これに伴い、期末配当を4円増配し、59円(前期実績差+7円)とした。
 〈包装関連事業〉売上高56億62百万円(+11.5%)、セグメント利益4億74百万円(+9.6%)。令和5年産の家庭用米の需要が高まったことで、これに対応すべく包装資材の安定供給に注力した結果、販売面が好調に推移した。
 〈物流梱包事業〉売上高9億50百万円(+6.5%増)、セグメント利益31百万円(+100.8%)。物流業界全体の荷動きは鈍化傾向で推移したものの、ネット通販市場の拡大など物流需要は底堅く推移したことに加え、脱プラや紙資材への関心の高まりから新商材の提案型営業に注力したことが奏功した。
 令和7年(2025)10月期の通期業績予想は、増収増益を見込んでいる。
△売上高67億円(+1.3%)
△営業利益5億44百万円(+7.8%)
△経常利益5億44百万円(+6.6%)
△当期純利益3億52百万円(+3.8%)

 また同日、中期経営計画をローリング(更新)したと公表。対象期間は、令和7年(2025)10月期~令和9年(2027)10月期。米穀用包装資材のシェア拡大のため、既存顧客へのソリューション営業を実施するなどし、最終年度の目標を、売上高80億円(当期実績比+21.0%)、営業利益6億57百万円(+30.1%)、売上営業利益率8.2%(+0.6ポイント)、ROE(自己資本当期純利益率)17.9%(▲1.3ポイント)とした。

ごはん彩々

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