◇ 11月の生協供給高が2か月ぶり前年比プラス、「米価上昇による客単上昇」で反発

 11月の生協供給高は、主に「米の販売単価の上昇などにより客単価が前年を上回った」ことから反発、2か月ぶりに前年を上回った。日本生協連(日本生活協同組合連合会、土屋敏夫会長)が12月20日に公表した、全国64主要地域生協の11月の供給高(売上高、速報値)によるもの。
 それによると、総供給高は2,558億55百万円(前年同月比+2.6%)と反発した。
 内訳をみると、「店舗」は+1.8%の819億81百万円と、1年9か月連続の前年比プラス。要因を「客数が前年を上回り、また米の販売単価の上昇などにより、客単価も前年を上回ったことが要因。部門別では、酒を除く全部門で前年を超過した」などと説明している。
 構成割合の高い「宅配」が反発し、+3.2%の1,687億84百万円。そのうち個配は+4.9%の1,305億36百万円だった。「営業日数が前年より多かった影響」、とりわけ「米の販売単価が客単価を押し上げた。部門別では米のほか、加工食品、飲料が好調だった」としている。

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