◇ 飲食店の人手不足「4割以上」が実感、機械化「約9割」賛成、鈴茂器工調べ

 鈴茂器工㈱(東京都中野区、鈴木美奈子社長)は2月27日、「飲食店の人手不足に関する調査」結果を公表した。それによると、年に1回以上外食する人の4割以上が、1年前と比べて、飲食店で「人手不足の影響を感じるような場面が増えた」と回答。飲食店の機械化には約9割が「賛成」と回答したことが分かった。

 人手不足を感じる場面としては、価格に関することが最も高く、半数近い49.7%が「価格の高騰」をあげている。「近年の物価上昇による影響が大きいものの、人手不足で時給を上げないと人が集まらない事情も寄与している」と分析している。
 次いで、「料理の提供/配膳までに時間が掛かる」(29.1%)、「テーブル等が片付いていない」(28.5%)、「注文するまでに時間がかかる」(22.1%)と続いた。これら場面は、入店から食事をするまでに起こる対応である。

 また飲食店の機械化について訊いたところ、約9割の外食利用者が飲食店の機械化に対して「賛成」のスタンスをとった。この賛成派のコメントを見ると、身近な店舗で機械化が進んでおり、タッチパネルなどの端末操作や、配膳ロボットでのオペレーションに慣れてきており、問題なく受け入れられていると感じられるものが多かったという。

 さらに、機械化できたら良いと思うことを訊いたところ、「注文対応」(54.7%)、「会計対応」(43.0%)が上位となった。配膳・下げ膳や厨房での洗い物、受付・配席案内対応なども高かった。鈴茂器工は、「タッチパネルや端末などの操作に慣れてきており、ある程度、〝セルフ化〟でお客様個人に任せる方が、自分のペースで過ごすことができ、ストレスも少なく満足度の向上につながることが分かった」と分析している。

 調査は、1月17日、20~69歳の男女400人を対象に、インターネット上で実施。うち「年1回以上の外食者」は86.0%に当たる344人で、上記の調査結果はこの344人を有効回答者数として集計している。

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