◇ 農水省調べ、米価14週連続で最高値更新、備蓄米放出「効果」見られず
2025/4/14/ 17:00
農林水産省は4月14日、令和6年産米流通情報のまとめサイト「令和6年度(2024)米の流通状況等について」掲出データを更新、公表した。それによると、販売価格の高騰はとどまることを知らず、14週連続で最高値を更新した。備蓄米が店頭に並び始めた時期と重なるが、現時点では高止まり解消効果は見られない。
量販店での販売数量は改善して、5週ぶりに前年同期を上回った。

POSデータに基づく量販店での販売数量は、「令和6年8月に買い込み需要が発生したこと等により伸びが著しい週が3週継続した後、概ね前年同程度か、前年を下回る水準で推移。令和7年3月31日の週の販売数量は対前年同期+0.9%」と指摘。前週(3月24~30日)の▲3.1%からプラス圏に浮上した。
販売価格は、3月31日の週は「4,214円」で、前週比+8円(+0.2%)、前年同期比+2,147円(+103.8%)となっている。
