◇ ショクブンが調達資金支払時期を先送り、コロナや人手不足が影響

 神明グループで食材宅配事業を手がける㈱ショクブン(愛知県名古屋市、吉田朋春社長)は6月19日、令和3年(2021)3月の第三者割当増資で調達した資金の支出予定時期を変更すると発表した。同日の取締役会で決定したもの。
 変更するのは、マーケティング投資、基幹システム投資、新規営業所出店に係る投資で、いずれも「令和6年(2024)3月まで」としていた支出予定時期を1年先送りする。理由は以下の通り。

 ○ 本資金調達以降、新型コロナウイルス感染症拡大の長期化および人手不足などの影響により、CRMシステム投資、基幹システム投資、新規営業所出店に係る投資について、立上げ時期が大きく遅れる状況となった。
 ○ 令和5年(2023)5月の分類5類への移行など、社会経済活動の正常化が進む中で、今回、資金使途の支出予定時期を 令和7年(2025)3月まで延伸することとした。

 なお、今回の変更による同社グループの当期連結業績に与える影響は、「軽微」との考えを示している。

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