◇ 坂本農相、水稲の高温対策で「施肥・水管理、刈遅れ防止」徹底もとめる

 気象庁の1か月予報で、7月後半の気温がかなり高くなるとの見通しが示されたことをめぐり、坂本哲志農相は「水稲の生育が例年に比べ早まっている」とし、高温対策として「施肥管理、水管理、刈遅れ防止を徹底」するよう求めた。7月23日の閣議後定例会見で述べたもの。
 去る4月25日に農水省は、「高温に伴う農作物等の被害防止に向けた技術指導の徹底」を地方農政局などに通知。加えて4月26日には、「令和5年(2023)夏の記録的高温に係る影響と効果のあった適応策等の状況レポート」を公表している。坂本農相は、「これらも参考に、現場での対応を引き続き促していきたい」と語った。
 なお農水省は7月22日、地方農政局などに対して、「令和6年の水稲生産における害虫防除」を通知。トビイロウンカイネカメムシ、斑点米カメムシ類の多発を懸念し、情報発信や防除指導などの強化に取り組むよう呼びかけている。この3病害の警戒通知を同時に発出したのは初めて。

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