◇ 全農、新理事長に桑田専務昇任、米穀担当常務に金森米穀部長昇任
2024/7/31/ 12:00
全農（全国農業協同組合連合会）は７月30日、通常総代会後に経営管理委員会を開き、任期満了に伴う理事改選を行った。桑田義文専務理事を理事長に、金森正幸米穀部長を米穀農産事業担当常務理事に選任した。高尾雅之常務は退任している。
同日開いた記者説明会で就任挨拶した桑田理事長は、全農グループの今後について、「接点の強化」「繋がる」などに注力すると述べた。この接点とは、単協、生産者、取引先との接点を指すという。「会話の場を意識的に作り、その中で全農へのニーズを正しく把握し、すみやかに対応を進めることで、全農グループに対する信頼感を高めていく」とした。また「繋がるとは、単独の事業に固執することなく、広くグループ内外と繋がる」こと。「需要は長期的に減少するため、単独事業の成功確率は低く、コスト高も招く。不足する機能やボリュームは、積極的にグループ内外と繋がり、補完していきたい」との考えを示した。
説明会のなかで、米の需給がタイトであることへの考えを訊かれ、「需給が緩み、米価が生産原価を割り込んだ（過去の）状況を踏まえて、ＪＡグループが一致団結し、需要に見合った生産を苦しみながら取り組んだ成果だ」と応えた。また「来年６月の在庫は、需要が少々へこんだとしても145～154万ｔと見ており、非常に引き締まった状態が１年後も続くと考えている」とも。
【理事】＝７月30日付
△代表理事理事長（代表理事専務）桑田義文
△代表理事専務（再）安田忠孝
△代表理事専務（常務理事）齊藤良樹
△常務理事（再）倉重徳也
△常務理事（再）山田浩幹
△常務理事（再）神林幸宏
△常務理事（再）尾本英樹
△常務理事（再）日比健
△常務理事（参事）由井琢也
△常務理事（千葉県本部長）荒井隆
△常務理事（米穀部長）金森正幸
△退任（代表理事理事長）野口栄
△退任（常務理事）高尾雅之
△退任（常務理事）竹本尚史
【経営管理委員】＝７月30日付
△経営管理委員（新）佐々木伸夫〈全農徳島県本部運営委員会会長〉
△退任（経営管理委員）前田安夫
【監事】＝７月30日付
△監事（新）髙橋龍彦〈学識経験者〉
△退任（監事）北里清和
【部次長人事】＝８月１日付
△財務部長（財務部次長）高井真知
△米穀部長（米穀部次長）藤井暁
△米穀部次長兼米穀部総合課長（米穀部総合課長）大熊浩
△園芸部長（園芸部専任部長）鈴木貢
△畜産総合対策部長（畜産総合対策部次長）佐藤勧
△畜産総合対策部次長（畜産総合対策部専任次長）佐藤大二朗
△畜産総合対策部次長兼畜産総合対策部統轄課長（畜産総合対策部統轄課長）山崎啓司
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