◇ 令和4年度のネット通販市場は+9.9%の22兆8千億円、矢野経済調べ

 ㈱矢野経済研究所(東京都中野区、水越孝社長)はこのほど、ネット通販市場の調査結果を公表した(7月31日付)。経済産業省「令和4年度(2022)電子商取引に関する市場調査」によると、令和4年度のBtoC-EC市場(主に消費者向け物販分野の国内インターネット通販市場)規模は、22兆7,449億円(前年比+9.9%、物販系・サービス系・デジタル系分野を含む)だった。
 このうち物販系分野は、13兆9,997億円(+5.4%)。矢野経済研究所は、「コロナ禍を契機に消費者の間でEC利用が一層進んだことなどを要因に市場規模が拡大を続けている」と分析。だが「前年に比べ、伸長率は鈍化しつつある」とも。

 インターネット通販市場を牽引したのは、例年同様「アマゾンジャパン」だった。令和4年度の売上高は、3兆円の大台を突破。前年に比べ、伸長率は2桁成長を維持している。食品のサブスクや、ネットスーパーを展開する企業のインターネット通販売上高も好調に推移した。
 経済産業省のデータでは「食品、飲料、酒類」のEC化率は、令和4年で4.16%(前年比+0.39ポイント)と、他の物販分野と比較すると低かった。だが同カテゴリーの市場規模は、2兆7,505億円(+9.2%)と堅調で、物販系分野ではトップの市場規模となっている。
 矢野経済研究所は、「ECの食品カテゴリーは、ネットスーパーを中心に拡大を続けており、依然としてポテンシャルがあるカテゴリーと考える。さらに利用が進むことが期待でき、今後も成長を続けるカテゴリーと言える」としている。

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