◇ 101「平年並み」、米穀データバンクが令和6年産の作況を予測

 ㈱米穀データバンク(東京都千代田区)は8月8日、令和6年産米の7月31日現在収穫予想を、全国平均作況指数にして101の「平年並み」と公表した。「田植期以降、高温・多照で経過するなど、全国的に概ね天候に恵まれて推移したものの、一部地域では日照不足などの影響がみられるほか、東北地方でも大雨の影響が見込まれているため」と説明している。
 主食用米作付面積+1万3千haの125万5千ha、10a当り収量+8㎏の541㎏と推計。ここから主食用米収穫量を+17万9千tの679万tと予測しており、これは7月指針(基本指針)で仮置いた「669万t」を10万t上回る水準にあたる。したがって仮にこの予測が〝的中〟すれば、来年6月末民間在庫は162万tに達し、基本指針は上方修正を余儀なくされることになる。ただし、米穀データバンクの予想作況は、平成27年産以来、〝完全的中〟の実績がない。なお米穀データバンクではこの予想作況を「各都道府県別の7月末までの気象データに基づき、独自作況推計プログラムによるもの」と説明しており、「8月以降、収穫期まで天候が平年並みに推移した場合の予測値であって、確定的なものではない」ともしている。

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