◇ 三菱地所、東京・丸の内で米の共同調達&精米事業スタート

三菱地所㈱(東京都千代田区、中島篤社長)はこのほど、東京・丸の内エリアの飲食店を対象に、米の共同調達や精米を行うサービス「丸の内精米店」の運用を開始した(8月6日付)。食材やエネルギーなど増大する飲食店の運営コスト低減を目的にした共同調達プラットフォーム「MEC PANTRY」の第一弾プロジェクトで、三菱地所が実施する新事業提案制度から誕生したもの。三菱HCキャピタル㈱(東京都千代田区、久井大樹社長)と協働で取り組む。
 米は、千葉県匝瑳市の特別栽培米「匝瑳の舞」をはじめ日本各地の契約農家から直接仕入れ、受注ごとに精米。その後エリア内の各飲食店へ配送する。これにより、飲食店は「精米したてで高品質の白米をタイムリーにオンライン発注&小ロットから仕入れ可能」になるほか、自社単独での仕入れに比べ「コストダウンが期待される」という。
 三菱地所によると、総合不動産業を本業とする大手デベロッパーが、飲食店を対象に精米事業を展開するのは「初めて」。精米機器は、三菱地所と三菱HCキャピタルが共同で購入したものを使用するという。

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