◇ 米穀小売業者「仕入れの確保」改善わずか6.8%、日米連調べ

 日米連(《一財》日本米穀商連合会、山﨑政治理事長)は9月4日、「米の仕入れ・販売調査」結果を公表した。会員の米穀小売業者などを対象に調査し、231人からの回答を得たもの。
 それによると、前回の調査時(今年5月)に比べ、現在(今年7~8月)の仕入れの確保が「改善された」と回答した割合は、わずか6.8%だった。前回の調査では、8割以上の事業者が「仕入れに苦労している」ことが分かっていた。

 前回の調査時(今年5月)に比べ、今年7月の販売量が「増加した」と回答した割合は、49.8%だった。「減少した」は17.9%。前年同期比では「増加した」が55.6%、「減少した」は20.2%だった。

 価格の上昇に対して、消費者の反応を訊いたところ、「米不足にならないか不安」が46.8%と最も多かった。次いで、「米まで値上がりして家計が大変」(39.0%)、「米穀店を信頼しているので不安はない」(13.4%)と続いた。

 令和6年産米の「仕入れへの考え方」を訊いたところ、最も多かったのが「生産者からの直接仕入れを増やす」で48.5%。次いで、「いままでと変わらない」(34.6%)。3~5位は僅差で、「卸売業者からの仕入れを増やす」(24.2%)、「農協や集荷業者からの仕入れを増やす」(23.4%)、「価格が分からないので様子見」(22.1%)が並んだ。

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