◇ 吉野家、産学共同研究で肥満抑制やフレイル予防につながる試験結果

 ㈱吉野家ホールディングス(東京都中央区、河村泰貴代表)はこのほど、吉野家の牛丼と「グアー豆食物繊維」を同時に摂取すると、「『牛丼』として摂取された栄養素がより効率よく代謝・吸収されることが判明した」と発表した(9月9日付)。これにより、「食後血糖上昇、過食、肥満などの抑制、サルコペニアやフレイル予防に役立つ可能性を示唆する」としている。太陽化学㈱(三重県四日市市、山崎長宏社長)、京都府立医科大学との産学連携共同研究で明らかになったもの。
 それによると、吉野家の「牛丼」と「グアー豆食物繊維」を同時に摂取すると、GIPやGLP-1などといったインクレチン(消化管ホルモン)や、L-オルニチンやL-リジン、サルコシンといった血中アミノ酸濃度が増加、食欲ホルモンであるグレリンを抑制するという。これを、「グアー豆食物繊維の摂取により、栄養吸収や消化管ホルモン分泌などが調節され、タンパク質、脂質、糖質などの栄養素が、より効率よく代謝、吸収された結果」と考察。これらの効果は、「食後血糖上昇、過食、肥満などの抑制、サルコペニアやフレイル予防に役立つ可能性を示唆する」としている。吉野家ホールディングスは、「今回の新たな発見についてすでに特許出願をしており、今後さらなる検討を進める」としている。

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