◇ くら寿司の第3四半期は増収黒字浮上

 くら寿司㈱(大阪府堺市、田中邦彦社長)は9月9日、令和6年(2024)10月期第3四半期決算を公表した。連結ベース売上高1,738億93百万円(+12.1%)、営業利益63億62百万円(前期は営業損失3億76百万円)、経常利益68億17百万円(前期は経常損失1億70百万円)の増収黒字浮上で、四半期純利益も44億41百万円(前年同期は6億49百万円の四半期純損失)を計上している。

 日本国内の売上高は1,301億81百万円(+6.8%)、経常利益70億25百万円(前期は経常損失11億4百万円)で、ともに第3四半期連結累計期間としては過去最高値を更新。「まぐろ」「かに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開、アニメ「鬼滅の刃」「僕のヒーローアカデミア」とのコラボ企画で、売上高は好調に推移した。また、経営と現場が一体となって、商品ごとにきめ細やかな商品設計を行うことで、原価率の低減にも努めた。
 新規出店は、24店舗(国内8、アメリカ13、アジア3)。これにより、直営が673店舗となった(「無添蔵」4店舗、「くら天然魚市場」1店舗、アメリカ63店舗、アジア59店舗を含む)。
 通期業績予想は、売上高2,340億円(+10.7%)、営業利益55億円(+123.9%)、経常利益60億円(+108.1%)、当期純利益35億円(+305.4%)の増収増益のまま変更していない。

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