◇ くら寿司、関西万博に自社最大「サステナブルな店舗」出店へ

 回転寿司チェーンの「くら寿司」を展開するくら寿司㈱(大阪府堺市、田中邦彦社長)はこのほど、来年4月13日~10月13日に大阪・夢洲で開催される「大阪・関西万博2025」に出店すると発表した(9月12日付)。同社史上「最大かつサステナブルを強く意識した」店舗だといい、「食に関わる新たな技術や文化」を来場者に実際に体験してもらうことを目的にしたもの。
 同社が「長年かけて開発・進化させ、運用してきた」というAIやICTを活用した衛生・品質管理のシステムや、「利便性・快適性を向上させるテクノロジー」を活用したシステムを搭載。同社史上「最多・最長」という338席・約135mの回転ベルトを備え、「回転寿司のアイデンティティーである回転ベルトでの提供にこだわった最先端の店舗」だという。また、外壁素材には廃棄予定の赤貝の貝殻、約33.6万枚を再利用。ほかに、海藻から作る糊などを使用した「人工物不使用の漆喰」を採用する。
 メニューは、寿司をはじめ、「世界各国のシンボリックなメニュー」を取り揃えて提供。継続的な水産資源の活用など漁業者との取組みにより、「お寿司で実現するサステナブル(=スシテナブル)」なメニューとして、低利用魚を活用した商品などの販売を予定している。
 くら寿司は、「スシテナブル&最先端テクノロジーが詰まった店舗を『次世代のレストランモデル』として発信することで、日本発祥の素晴らしいビジネスモデルである回転寿司が全世界へと広がることを期待している」としている。

カテゴリー別最新ニュース

商品・事業
一覧
施策・政策
一覧
調査・研究
一覧
組織と人事
一覧
予算と計画
一覧
決算と業績
一覧
事件・事故
一覧