◇ 10月1日から「米コのグルメ~米粉を使ったグルメフェア2024~」

 農林水産省は「米・米粉消費拡大対策事業」の一環として、10月1日から大手外食チェーンなどと連携した「米コのグルメ~米粉を使ったグルメフェア2024~」を展開する。全国2,000以上の店舗で、フェアに合わせて新開発した米粉メニューや、フェア限定メニューなどを提供するもの。昨年に続き2回目の開催。11月29日まで。
 9月25日には、都内で先行試食会を開催。冒頭、事業実施主体の㈱ぐるなび専務執行役員 飲食店支援事業部長の齊藤美穂氏が挨拶。10年前に比べ、米粉は多種多様なグルメとなり、メニューの幅も広がっていると紹介したうえで、「米粉という食材は、食の楽しみと、食の可能性を与えられる食材」だと強調。「日本はお米の国。たくさんお米を食べましょう」と訴えた。
 トークセッションでは、米粉メニューを展開するフェア参加企業と、雑誌「料理王国」相談役の中沢美佐子氏が登壇。各社の米粉メニューを試食した中沢氏は、「すべて美味しかった。今までの概念を覆す米粉メニューばかりだった」と評価。また、メニューによって、米粉の特性である「モチモチ感」と「サクサク感」を使い分けている点に注目。「スイーツ系では、米粉特有の『モチモチ感』を活かした商品が見られる。揚げ物系では、油との相性の良い米粉を活かして、『サクサク』した唐揚げや天ぷらに仕上げていた」と感想を述べた。

 期間中は、NHKエデュケーショナル「みんなのきょうの料理」と「賛否両論」店主・笠原将弘氏のコラボ企画を実施。スペシャルコンテンツとして、笠原氏考案の米粉レシピ3点を、「みんなのきょうの料理」と米粉タイムズで紹介する。笠原氏はレシピ考案に当たり、「米粉の特長を活かすこと」「近所のスーパーで買える食材で作ることができること」を基準にしたという。また、米粉の使い方が分からない家庭が多いことに触れ、そういった家庭に対して「もっと情報発信してもらえれば」と語った。

 試食会で紹介した賛同企業・メニューは以下の通り。

△がブリチキン。38店舗 ㈱ブルームダイニングサービス
 衣に米粉を使用した「米粉からあげ(やげん・ネック・鶏トロ)」を提供する。米粉のからあげは、従来のからあげよりも「衣が軽く」、部位によって「食感の違いを楽しめる」のが特徴。

△からあげ金と銀 34店舗 ㈱金と銀
 100%米粉使用で「パリパリ」に仕上げた「米粉パリッパリ鶏皮チップス」を提供する。米粉と鶏皮は「相性抜群」。ニンニク、しょうが不使用の「秘伝出汁しょうゆダレ」で漬け込んだ鶏皮チップス。

△グランディール 10店舗 ㈱オールハーツ・カンパニー
 「米粉のプティさつま」と「米粉ブレッド」を提供する。「米粉のプティさつま」は、米粉特有の「噛むほどに増す甘さ」と「もっちり感」、鳴門金時芋の「しっとりとした甘さ」が「相性抜群」の一品。

△クリスピー・クリーム・ドーナツ 79店舗 クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン㈱
 昨年、国産米粉入りミックスを使った「Komeco」ドーナツを販売。販売中の『Komeco パンプキンミルククリーム』は、「日本発のモチふわトロっ」とした生地に〝パンプキン〟を合わせることで、「秋を感じる」ドーナツに仕上げた。11月1日からは、〝Komeco〟から〝Kome-Dough〟に名前を変え、米粉入りのドーナツが定番メニューに仲間入りする。定番メニューとして登場する「Kome-Dough 黒蜜きなこ」は、きなこ風味のコーティングに黒蜜ソースを重ね、最後にきなこを振りかけた、「香ばしい風味が食欲をさそう」一品。

△コムフォー 5店舗 シマダハウス㈱
 日本×ベトナムの国産米麺。亜細亜のかおりを使った米麺をスープカレーで提供する。「辛さと優雅さが絡み合う、COMPHOならではの新感覚の味わいをお楽しみください」としている。メニュー名は「博多地鶏のスープカレー米麺」。

△大衆居酒屋とりいちず 51店舗 ㈱FS.shake
 「秘伝のでか鶏唐揚げ」は、「サクサク軽い」食感で「脂っこくなく」、「冷めても美味しく」、特製スパイスを漬け込んだ「ジューシーな味わい」が魅力だという。

△BAGEL & BAGEL 26店舗 ㈱アルテゴ
 米粉を練り込んだ、「もちもち食感」の「和ベーグル」を提供する。「噛めば噛むほど米粉の甘味が感じられて、炊き立てのお米のような香りにお餅のような食感がポイント」だとアピールしている。

△明月館 2店舗 (一社)大阪外食産業協会、㈱エム・ジー・コーポレーション
 韓国の冷たいスープ「ネング」をイメージした植物由来食材のみの味噌冷麺を提供する。

△モスバーガー 1,312店舗 ㈱モスフードサービス
 山形県産米粉を100%使ったバンズに、豚肉と玉ねぎを混ぜ込んだハンバーグをはさんだポークサンド<米粉>。山形県産米粉を100%使ったパンに、ジューシーなポークソーセージをのせたポークロール<米粉>。

△ラ・メゾンアンソレイユターブル 21店舗 ㈱ピー・エス・コープ
 米粉を50%を使った、「ほろほろとした食感のクッキー生地」と「しっとり香ばしいクレーム・ダマンド」を流し焼き上げたタルトを提供する。

△龍旗信 2店舗 ㈱龍旗信
 無塩・無灌水で米粉95%のグルテンフリー「生麺」で、温かいスープ用に細麺を開発。塩スープは、ヴィーガンの上にグルテンフリーの出汁でもある。「優しい風味のスープが米粉麺に絡み、米本来の味と、野菜の食感が魅力」のラーメン。

△リンガーハット 557店舗 ㈱リンガーハット
 米粉を使ったぎょうざを提供する。皮はブレンドした米粉と小麦粉の粒度にこだわったといい、「何度も試作を重ねて完成させた」としている。米粉を配合した皮は、「外はパリッと中はもちもち」。

△YURINAN-ゆうりんあん- 1店舗 AppBank㈱
 米粉を使ったどら焼きの皮で全33種のどら焼きを提供する。米粉を「バランスよく」配合し、「美しく焼き上げた」どら焼きの皮は、米粉特有の「もちもち食感」が特徴。

△和食さと 197店舗 サトフードサービス㈱
 米粉を使用した「大海老天丼」「大海老天おろしうどん」を提供する。天ぷら粉に国産米粉を使用し、「サクサクとした軽い食感」の海老天や野菜天など、「最後まで飽きずにお楽しみ頂ける」としている。

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