◇ 令和6年産主食用米生産量683万t、7月指針を14万t上方修正も需要増なら品薄感ふたたび

 農林水産省が10月13日に発表したところによると、令和6年産主食用米の生産量は683万3千t。7月指針の需給見通しを実に14万t上回る見込みとなった。そのまま当てはめれば、来年6月末在庫は「166万t」となる見通し。この日の会見で農水省は「需給は、どちらかといえば緩和に向かう見通し」と発言した。だが、今年7月~来年6月の需要量を未だに「673万t」と見込んでいるため、これが増えるようなら、その増加量によっては来春にも「令和の米騒動」再び、などという事態に陥りかねない。

 令和6年産の主食用米作付面積は+1万7千haの125万9千ha。9月25日現在の作柄は、全国平均作況指数102の「やや良」だった。10aあたり収量ベース(農家等使用篩目幅)だと、+6㎏の521㎏。「一部地域で5月下旬から6月上旬にかけての低温や6月下旬から7月中旬にかけての断続的な日照不足などの影響があったものの、多くの地域で総じて天候に恵まれ、作柄は平年並み以上と見込まれる」としている。ただし、「一部地域の倒伏や日照不足の影響など、(9月25日現在には)盛り込めていない要素もあり、今後の作況調査では変動する可能性もあり得る」(統計部)とも。ここから求められる主食用収穫量は+22万3千tの683万3千tとなった。

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