◇ 大庄、令和6年8月期決算は増収増益に黒字回復で増配
2024/10/16/ 12:00
「庄や」など外食大手の㈱大庄(東京都大田区、平了壽社長)は10月15日、令和6年(2024)8月期決算を公表した。それによると、売上高505億86百万円(前期比+11.2%)、営業利益10億円(前期は4億61百万円の営業損失)、経常利益11億57百万円(前期は4億86百万円の経常損失)の増収増益に黒字回復。当期純利益も13億33百万円(前期は7億69百万円の当期純損失)を計上している。コロナ禍の収束に伴い、V字回復した格好。これに伴い、1株あたりの年間配当も修正。直近予想で「未定」としていたところ、前期から8円増配の14円とした。令和7年(2025)8月期の年間配当金予想も、14円に据え置いている。次期業績予想は、売上高515億20百万円(+1.8%)、営業利益14億24百万円(+42.3%)、経常利益13億円24百万円(+14.3%)の増収増益見通しながら、当期純利益は10億74百万円(▲19.4%)を見込む。
セグメント別に見ると、主力の飲食事業は、「足許の飲食需要の回復や各種営業施策への取組み」が奏功し、売上高234億99百万円(前期比+4.3%)を計上。卸売・ロジスティクス事業は、「卸売含む総合物流サービスによる外部売上高が増加」したことなどにより、売上高242億13百万円(+19.9%)だった。そのほか、不動産事業の売上高は前年同期比でほぼ横這い、フランチャイズ事業の売上高は、「ボランタリーチェーン店舗の増加に伴い営業権利用料収入が増加した」ことなどにより前期比+5.0%だった。
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