◇ 令和6年産9月の相対価格+7,409円の22,700円は史上最高値

 農林水産省は10月18日、令和6年産米としては初となる9月の相対取引価格・契約数量を公表した。それによると9月の全銘柄加重平均価格は、前年同月比+7,409円の22,700円(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)と、農水省が相対価格の報告徴求を求めるようになってから最高値をつけた。
 コメ価格センター時代まで遡ると、平成5年産の通年価格が23,607円、平成15年産の通年価格が22,296円なので、その間の〝居所〟ということになる。ただし、平成5年産、平成15年産はともに不作の年だったことと、消費税率が異なる。
 一方、9月の相対契約数量は25万2,373tで、前年同月比+95.7%の水準。ちょうど倍近く〝早喰い〟が進んだことになる。

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