◇ 9月スーパー売上高、米含む一般食品は依然好調
2024/10/23/ 09:00
スーパーマーケット販売統計調査によると、9月速報値の全店売上高は1兆361億4,885万円(前年同月比+3.2%)。部門別(全店ベース)をみると、米を含む「一般食品」が+4.4%、「惣菜」も+4.2%と好調だった。エリア別にみても、すべてのエリアでプラスだった。(一社)全国スーパーマーケット協会、(一社)日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会が10月22日に公表したもの。
一方、景気判断DIの現状判断は、前月から▲3.6の「47.4」、見通し判断も▲3.4の「43.4」と、ともに悪化。好不調判断の分かれ目である「50」を下回った。カテゴリー別動向調査を見ると、一般食品は、地震や台風に対する備蓄需要のあった前月に比べ、プラス幅を大きく縮小。前月から▲13.0ポイントの「8.1」で「やや好調」だった。「流通在庫の不足が続いていた米の新米が出回りはじめ、相場高を追い風に売上が大きく伸長した」と説明している。また、「(米の)在庫不足時にはレンジ米飯、レトルト米飯、餅などの関連商品の動きがよかった」とも。
惣菜部門DIも前月から▲4.1ポイントの「7.8」で「やや好調」。前月から引き続き「米不足の影響もあってか、米飯類が特に好調」としている。
おすすめ商品