米騒動

 こめそうどう。国民が米を入手しづらくなることで起こる騒ぎのこと。
 一般に「米騒動」といえば、暴動規模が過去最大規模だったことから、大正7年(1918)の出来事を指すが、現代で「米騒動」といえば、平成5年(1993)の出来事を指す。区別する意味で「平成の米騒動」と呼ぶ人もいる。
 《大正7年(1918)の米騒動》米価高騰の折、富山の魚津で、米を船に載せて運び出そうとするところを目撃した住人が阻止、安売りを求めて米屋に押しかける事件が起こる。これを契機に、似たような暴動が全国各地に広まっていった。政府は米を安売りし、警察や軍隊を出動させて事態の沈静化をはかったものの、騒動は2か月続き、当時の内閣による引責総辞職に結果した。
 《平成5年(1993)の米騒動》平成5年産米は過去最低の作況指数(全国平均74)を記録するほどの大凶作となり、これを機に騒動が勃発。当時は禁輸していた外国産米の緊急輸入、輸入自由化(MA米の受け容れ)、食管廃止、食糧法制定へと続く大転換のきっかけとなった。

ごはん彩々

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