作柄概況

 さくがらがいきょう。毎年7月15日現在、8月15日現在で、農林水産省が公表する水稲の作柄の良否。
 7月15日現在では「西南暖地における早期栽培等」(徳島、高知、宮崎、鹿児島の早期栽培、沖縄の1期稲)、8月15日現在では47都道府県の普通期すべてが対象となる。
 「作況指数」が単収の平年比、つまり数値データであるのに対し、「作柄概況」は作柄の良否を表現した文字データにすぎない。それでも以前は、穂数、1穂当たり数、全数、登熟の良否といった細かな項目ごと公表していたが、令和3年産からは「作柄の良否」一本に絞られた。
 表現は5段階で、平年に比べ94%以下が「不良」、95~98%が「やや不良」、99~100%が「平年並み」、102~105%が「やや良」、106以上が「良」。
 ただし、この時点での実測数値から割り出したものではなく、あくまで「予測値」にすぎない。この段階で採用するデータは、気象データ(降水量、気温、日照時間、風速など)と人工衛星データ(降水量、地表面温度、日射量、植生指数など)で、これらを説明変数、10aあたり予想収量を目的変数として、予測式(重回帰式)を作成することで求めている。

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