特米

 とくべい。特定米穀の略。篩で篩って網の下に落ちた米の総称。篩下、網下、くず米とも。全てほぼ同じ意味。ただし、厳密な定義は存在しない。
 食管時代にあった制度の名称で、当時「くず米、砕米その他農林水産大臣の指定する米穀」を「特定米穀」と定義づけ、一般米(主食用米)と区別して流通させていた。制度そのものがなくなった後も、名称だけが残った。つい最近まで農林水産省ですら「特定米穀〝相当品〟」の名称を用いていた。特米は産年によって発生量が大きく変動するものの、概ね水稲収穫量の2~3%程度と言われている。
 篩から落ちた米を指すのだが、産地ごと篩目幅が違うため、結果的に全国統一的な数値上の定義はない。例えば2.00㎜で篩う産地ならそれ未満が特米になるが、1.70㎜で篩う産地だと1.70~2.00㎜の米は主食用に回る。用途は、米菓、味噌、焼酎、ビールなどの原料。

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