乳白粒

 にゅうはくりゅう。透明度が低く、乳白色に染まった玄米のこと。単に乳白とも。農産物検査法上、搗精歩留りの低下要因の一つ。落等理由の一つでもあり、「未熟粒」の一つに分類される。「胚乳部の横断面に白色不透明な部分がリング状となっているもので、その白色不透明な部分の大きさが粒平面の2分の1以上のもの」。

 乳白の発生原因は、主に高温障害であることが多い。最初、乳白色の米粒は、登熟の過程で透明度が増していくのだが、その途中、養分(主に澱粉)の集積が抑えられると、その空いた部分が白いまま残る。
 その白い部位によって呼称が異なる。米粒の背中側(胚芽の逆側)が白いのが「背白(せじろ)」、逆側が白いのが「腹白(はらじろ)」、胚芽周辺部分が白いのが「基白(もとじろ)」。
 これらを総称したのが乳白、あるいは全体的に白いものを乳白というのだが、正確に言うと発生原因は部位ごと異なっている。乳白は色選(色彩選別機)で取り除くことができるが、同じ乳白でも白度が異なるため、完全除去は色選の性能による。

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