ぬか。穀物(玄米)を搗精した際に発生する副産物で、穎果の表層部分(玄米であれば果皮、種皮、胚芽など)の総称。日本の場合、玄米から得られる糠が一般的であることから、米糠を単に「糠」と呼ぶことが多い。これと区別する意味で、大麦の糠が「麦糠」、小麦の糠は「麩(ふすま)」と呼ばれる。
 米糠は、単品で使われることが少ない。米糠油を絞る(絞った後の糠を『脱脂糠(だっしぬか)』と称する)、糠漬けの糠床(ぬかどこ)に使う、筍を茹でる際の灰汁抜きに使う、などが一般的。
 栄養価が高いことから、米糠に含まれるフィチン酸、イノシトール、フェルラ酸、γ-オリザノールなどが、医薬品や化粧品の原料に用いられることも。
 また家畜の配合飼料の一部に用いられたり、キノコの培地に使われるほか、脱脂糠を原料としたRBセラミックス(RBはRice Bran=米糠の略)が開発されるなど、近年になって用途が広がっている。米糠に含まれるγグロブリン(蛋白質の一種)が界面活性剤の役割を果たすことから、かつて日本では合成洗剤が普及するまで、米糠が洗剤として用いられていた時代もある。

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