肌ずれ

　はだずれ。玄米の表面に傷がつくこと。表面に傷がついた玄米そのものを指すことも。
　肌ずれは、収穫後の脱穀・籾摺・乾燥調整の段階で、例えば他の玄米との摩擦によって発生する。保管段階における生理現象が原因となる場合もある。玄米水分が高い（16％以上）場合に発生しやすい。
　肌ずれは、カビの侵入口になりやすく、保存性の悪化や鮮度の劣化を促す遠因ともなる。傷が深く浸透している場合には、搗精段階で砕粒の発生原因になることもありうる。