MA米
2024/6/09/ 14:53
Minimum Access(最低義務輸入機会)の略。日本が高関税を課して事実上の禁輸措置をとる代わりに、最低限輸入しなければならない(正確に言うと輸入機会を提供しなければならない)外国産米のこと。少量ながら通常関税(枠外関税)を払って輸入される外国産米や、調製品などの形で輸入される外国産米もあるため、これらと区別する意味で、MAによって輸入された外国産米を、「MA米」と称する。
その数量は現在、年間76.7万玄米tで固定されており、このうち66.7万tまでは、MA一般米入札によって選定された商社が、国に代わって調達・輸入を実施している。いったん輸入し、国がプールした後、加工用、援助用、飼料用などに仕向けられる。主食用へは年10万tだけ販売されるが、これを除くと、国内の主食用に仕向けられることはない。