RY

 米穀年度。Rice Yearの略。11月1日から翌年10月末日まで。
 例えば令和5年(2023)11月1日から始まったのが令和6米穀年度、6RYということになる。6RYの期間中、主に出回るのは5年産米。つまり「RY-1=年産」だ。RYや年産は、西暦ではなく元号で表記される。
 この11月から10月という年度の区切り方は、出来秋から翌年の端境期までの米の出回り期間を示すものだが、収穫期の前倒し化(早生の増)によって、出回り初期が欠けることになり、現在ではむしろ前の年産玉の出回りがほぼなくなる区切りといった意味あいが強い。
 またRYは公的な区切りではなく、「単なる商慣習にすぎない」とされる。かつて公的な審議会の場で、食糧庁(当時)がそう明言している。もっとも農林水産省もRYを年度区切りに活用していた時代がある。
 その農林水産省が現在、用いている年度区切りは、7月1日~6月末日。主に基本指針で需要見通しを弾き出す際、年に一度の民間流通在庫量を盛り込むのが、この区切り。RYが今や前年産米がなくなる区切りなのに対して、こちらの区切りは新米が確実に出回っていない時期と言える。ただし、この7-6月という年度には、RYに相当する名称が存在しない。

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