SBS

 Simultaneous Buy and Sell(売買同時契約)の略。
 厳密には見積もり合わせにあたるもので、調達・輸入業務を代行する商社が政府買入価格(商社販売価格)を、国内で販売する米穀卸売業者が政府売渡価格(卸購入価格)を、それぞれペアで応札する方式。政府買入価格と政府売渡価格との差額「マークアップ」(関税相当額)が、国の収入になるため、このマークアップが高い順に落札されていく。
 ただし政府買入価格と政府売渡価格にも、それぞれ上下限価格がある(いずれも非公表)ため、この予定価格帯内に売・買とも入り、なおかつマークアップが高くなければ落札できないという仕組みになっている。主食用に仕向けられないMA米と区別する意味で、SBS入札によって輸入された外国産米を、特に「SBS米」と称することもある。
 WTO協定で義務づけられているMA米76.7万tのうち、年間10万tだけは、主食用に販売してもいいことになっている。その際の入札方式がSBS。CPTPPTPP11)でオーストラリア産米を輸入する際も、SBS方式を採用している。

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