への字農法

 へのじのうほう。1980年代、兵庫県の篤農家、井原豊氏が提唱した栽培方法。速効性化成肥料による早期茎数確保型のいわゆる「V字農法」に反旗を翻した農法で、化学肥料の基肥窒素ゼロ、出穂45日前前後の硫安一発施肥により、必要な茎数は幼穂形成期(出穂25日前頃)までに確保すればいいという考え方が基本。生育パターンをグラフにすると「への字」を描くためこの名がある。
 施肥の手法は硫安一発に限らず、基肥に化学肥料窒素を少量施用するとか、米・堆肥・緑肥など有機物を基肥に施用する「有機基肥一発」といった手法でも「への字農法」は可能で、ほぼ無限のバリエーションがあると言っていい。総じて肥料コストを低く抑えられ、にもかかわらず病害虫抵抗性が高くなり、倒伏もしにくくなるため、特に東北のコシヒカリ作付農家の間で爆発的に広まった。

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