ウルグアイラウンド

 Uruguay Round ガット最後の多角的貿易交渉。URと略されることも。ウルグアイのプンタ・デル・エステで交渉の開始宣言がなされたことから、この名がある。
 交渉開始は昭和61年(1986)で、平成7年(1995)に妥結した。ガットのラウンドとしては最長である9年間を要した。そもそも「自由な国際貿易」をめざすのがガットの精神であり、そこのところは加盟各国とも合意していたからこそラウンドが始まったわけだが、ウルグアイラウンドでは特に農産物貿易における国境措置をめぐって輸出国と輸入国との事情が衝突しあい、揉めに揉めた結果が最長期間を要した理由。
 最終的にガットを拡大発展させる新たな貿易ルール「WTO協定」の合意に辿り着きはしたものの、WTO体制移行後の今日に至るまで、完全な自由化には至っていない。
 このウルグアイラウンドの妥結によって、日本の米の国境措置は「例外なき関税化」を受け容れない代わり、MAを課せられることになった。

ごはん彩々

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