食糧庁
2024/6/24/ 17:00
しょくりょうちょう。かつての食糧行政府。昭和24年(1949)、農林省(当時)の外局(内庁)として誕生。平成15年(2003)7月1日に廃止された。
トップである「長官」は官僚で、この経験者はしばしば官僚の最高位である事務次官まで登りつめている。ちなみに初代食糧庁長官は安孫子藤吉氏(後に出馬、自治大臣兼国家公安委員長などを歴任)、最後の食糧庁長官は石原葵氏(後に事務次官、現公益社団法人日本べんとう振興協会会長)。
最盛期には47都道府県に「食糧事務所」を擁していたが、これも廃止されている。食糧庁廃止以降も連綿と食糧行政を担う部局は存在し続けたが、現在は「農産局」の麾下がこれにあたり、もはや農林水産省内で「糧」の文字が付く部署は存在しない。