農業再生協議会
2024/6/25/ 17:00
のうぎょうさいせいきょうぎかい。経営所得安定対策などの推進を担う任意組織。都道府県農業再生協議会と、市町村単位を基本とした地域農業再生協議会の2段階に設置。農協などの生産出荷団体、農業委員会(農業会議)、担い手農業者(担い手農業者組織)、行政などで構成される。その役割は以下の通り。
△水田収益力強化ビジョン(地域ごとの作付作物推進方針)の作成・周知
△地域の各作物の作付・需要動向把握
△経営所得安定対策など交付金の交付事務(交付金対象作物の現地確認、交付金関連情報システム入力)
△経営所得安定対策などの推進
など
平成16年(2004)から始まった「地域水田農業推進協議会」が前身。この当時の協議会の最大の使命は、生産調整の確認作業にあった。つまり配分された生産数量目標を上回って生産されていないことを確認する作業だ。しかし今や生産数量目標は配分されないことになっているため、上記のようにその役割が変貌を遂げている。