CPTPP

 Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership の略。「環太平洋パートナーシップに関する包括的・先進的な協定」と訳される。環太平洋地域における経済連携協定のこと。最終的には11か国で発効している。
 TPP協定の原署名国はベトナム、ペルー、マレーシア、チリ、ブルネイの5か国。その後TPP交渉にメキシコ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、オーストラリア、日本の7か国が参加。いったんは「TPP協定」(TPP12)として妥結に至ったものの、アメリカが単独で離脱したため、再交渉。「TPP11」として再び妥結に至った。
 平成30年(2018)12月にメキシコ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、オーストラリア、日本の6か国で発効。この時点で(アメリカ離脱前のTPP12と区別する意味で)CPTPPの名称が確定した。最終的に令和5年(2023)7月までに、原署名国であるベトナム、ペルー、マレーシア、チリ、ブルネイの5か国で発効して現在に至る。
 日本の米としては、オーストラリアからの義務輸入枠が設けられただけに終わった。輸入数量(枠)は、令和元年度(2019)6,000tに始まり、段階的に増加。令和12年度(2030)以降は8,400tで固定する。ただし、あくまで輸入〝枠〟の数量であって、令和5年度(2023)まで枠いっぱいまで輸入した実例はない。輸入方式はSBS

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