青線
2024/6/04/ 14:31
あおせん。農産物検査証明書に引かれる青い線のこと。「水分過多」の意味。
農産物検査規格に定められている上限水分は、1~3等いずれも「15%」。このため15%を下回ると「過乾燥」とされるため、15.0~15.5%が合格と考えられるケースが多い。したがって実際の検査現場では16%超が「規格外」に格付され、15.6~15.9%の1~3等の検査証明書に青線が引かれる。
ただし以上の数値は地域ごとバラバラ。水分は後でいくらでも調製が利くためとみられる。農産物検査の等級格付にあたって重視されるのはあくまで整粒歩合だ。
とはいえ、そのまま精米工場に搬入すると、水分過多ならカビや臭いが発生、あるいは精米機の故障原因になるし、過乾燥だと胴割が起きやすい。そのため青線が引かれた玉は、やや値引きして売られることが多い。