一括管理
2024/6/04/ 15:08
いっかつかんり。米の生産調整助成「水田活用の直接支払交付金」の戦略作物助成における作付方式の一つで、主食用米と新規需要米とを、あらかじめ区別せず作付ける方式のこと。あらかじめ区別して作付ける方式は「区分管理」。
厳密にいうと一括管理は、栽培、生産、収穫、乾燥・調製の手法を、主食用米と新規需要米とで区別せず、提出する営農計画書にその旨を書き込む。生産者にとってはラクな管理手法で、ギリギリ(毎年6月末の営農計画書提出期限)まで主食用として出荷するか新規需要米として出荷するか決断を先延ばしに出来る。だが、その分、助成金単価が不利に働く。例えば飼料用米や米粉用米のように単収によって助成金単価が異なるものを作付けても、一括管理の場合は主食用米の単収を採用される。