◇ 大戸屋 第2四半期は増収増益

 和食チェーン「大戸屋ごはん処」を運営する㈱大戸屋(神奈川県横浜市、蔵人賢樹社長)は11月7日、令和7年(2025)3月期第2四半期決算を公表した。連結ベースで売上高150億62百万円(+11.9%)、営業利益9億23百万円(+26.5%)、経常利益9億54百万円(+23.7%)の増収増益で、中間純利益も7億79百万円(+29.9%)を計上している。
 「コロワイドグループとの仕入共同化、商材の最適化により仕入コスト削減に取り組みながら、各店舗では食材の適切な在庫管理を徹底」、また「店舗の売上状況に応じた人員配置をすることで効率的な運営体制を構築」、さらに「季節の美味しさを堪能できる季節限定メニュー、首都圏でのトレインビジョンや柱サイネージでのCM放映、メディア露出の増加、大戸屋アプリクーポンの配信などを行い、来店促進を強化」したことが奏功したとしている。

 国内直営事業で、「大戸屋ごはん処」3店舗を新規出店、新業態「ASIAN CAFE 蓮屋珈琲店」1店舗を新規出店、1店舗を直営からフランチャイズに切り替え、2店舗を閉店。9月末現在の稼働店舗数は「大戸屋ごはん処」141店舗、「蕎麦処大戸屋」2店舗、「ASIAN CAFE 蓮屋珈琲店」1店舗、その他4店舗となった。
 国内フランチャイズ事業で、「大戸屋ごはん処」1店舗を新規出店、2店舗を閉店。9月末現在の稼働店舗数は「大戸屋ごはん処」159店舗となった。
 海外直営事業では増減なく、9月末現在の稼働店舗数は9店舗(香港4店舗、ニューヨーク4店舗、タイ1店舗)となっている。
 海外フランチャイズ事業でも増減なく、9月末現在の稼働店舗数は105店舗(タイ52店舗、台湾44店舗、インドネシア8店舗、マレーシア1店舗)となっている。

 通期連結業績予想は変更なく、売上高290億76百万円(+4.2%)、営業利益16億75百万円(+1.8%)、経常利益17億8百万円(+0.5%)の増収増益を見込んでいるものの、当期純利益は13億23百万円(▲5.7%)の減益を見込んでいる。

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