◇ 第1回カルローズメニューアイディアコンテスト、最優秀賞に「無花果飯」輝く

 USAライス連合会は11月13日、第1回「カルローズメニューアイディアコンテスト」の受賞者を発表した。カリフォルニア産中粒種カルローズを使ったメニューアイディアを競うもの。プロフェッショナル部門の最優秀賞は、リストランテt.v.bの井澤有美子氏が考案した「無花果(いちじく)飯」が輝いた。
 これまで10年にわたり実施してきた「カルローズ料理コンテスト」を刷新して、新たに「第1回」として開催。テーマは「カルローズの食材力を生かした、新しいおコメ料理」。2部門構成で、「プロフェッショナル部門」には104作品、「学生部門(調理・栄養系)」には267作品の応募があった。「プロフェッショナル部門」から最優秀賞1作品、優秀賞2作品を選出、「学生部門」からは優秀賞を3作品を選出した。

 同日には都内で表彰式を開催。来賓挨拶したエリク・ハンセン氏(アメリカ大使館・農産物貿易事務所〈ATO〉所長)は、「カルローズは世界の様々な料理に合い、重宝されている」とアピール。加えて、「アメリカの米業界は、サスティナビリティ(持続可能性)に力を入れてきた。よりサスティナブルなものになるよう続けていく」と、美味しい・使いやすいだけでなく、カルローズを使うこと自体が社会的意義があるものだと強調した。受賞した最優秀賞・優秀賞は以下の通り。

《最優秀賞》
「無花果飯」
井澤有美子氏(㈱tvb リストランテt.v.b 調理)

《優秀賞》
「カルローズの四川坦々風 ふわトロ卵添え」
宗政豊氏(グランドプリンスホテル広島 中華調理)

《優秀賞》
「アオリイカのライスサラダ カルローズの出汁茶漬け仕立て」
水野源太氏(ル・プランタン)

 優秀賞を受賞した宗政豊氏は、カルローズの特徴を、「癖のなさに加えて、ボイルした後に一晩冷蔵庫に寝かしてもそのまま。様々な料理と組合せしやすい」と語った。

 審査員6名によるパネルディスカッションも実施。パネラーはカルローズの魅力を「〝冷めても〟というか、〝冷やしても使える〟もの。汎用性が高く、規模の大きい料理でも使いやすい」「冷めても美味しいので、家庭でも魅力」「どんな料理にでも使える魔法みたいな食材」「油との相性も抜群」などと紹介した。また今回のコンテストを通して、「カルローズの料理の幅が広がった」と評価。代表料理と言われるライスサラダ・リオレのほかにも、飲み物や米のチップス、カルローズのゆで汁を使った料理などにも応用できると語った。

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