◇ アイリスオーヤマ「岡山瀬戸内工場」新設へ、瀬戸内市と包括連携協定
2024/11/15/ 10:10
アイリスオーヤマ㈱(宮城県仙台市、大山晃弘社長)は11月14日、「岡山瀬戸内工場」の新設に伴い、瀬戸内市との間で立地協定と包括連携協定を締結した。
アイリスオーヤマでは令和3年(2021)5月11日、「岡山瀬戸内工場」新設構想の発表と同時に瀬戸内市との間で「立地表明覚書」を交わしていた。当初は家電製品の製造工場を構想し、今年12月着工、来年10月竣工の予定だったが、「国内外で需要が高まるパックごはんに生産品目を変更」、竣工時期を先送りして今回の協定締結に至っている。
「岡山瀬戸内工場」は、第2宮下産業団地(瀬戸内市長船町土師)の約6万㎡の敷地に約200億円を投じて新設するもので、約3万8千パレットの自動倉庫を備える予定だ。新規雇用人数は約160人。令和8年(2026)中に第1期工事(物流棟)、令和10年(2028)中に第2期工事(パックごはん製造棟)、令和11年(2029)中に第3期工事(自動倉庫)が竣工する計画だ。
今回締結した包括連携協定では、「瀬戸内市と当社が相互の資源を活用した連携を図り、防災・減災、地域産業の振興、持続可能なまちづくりに関することなど、地域社会の発展や課題解決、人材の育成に寄与し、市民サービスの向上や地域の活性化を図ること」を目的としており、「今後、定期的な協議を通じて多様な分野で連携していく」とも。