◇ くら寿司「プレゼントシステム」、11月16日から順次導入
2024/11/15/ 15:00
回転寿司チェーン「くら寿司」を運営するくら寿司㈱(大阪府堺市、田中邦彦社長)は11月16日から、回転レーンを活用した「プレゼントシステム」を順次導入する。中身の見えない仕様の「抗菌寿司カバー 鮮度くん」に入った特別メニューを、回転レーンを使って提供するもの。
「ポップな音楽」と「輝く装飾」で「パレードのような」演出を行うほか、特別メニュー隣のパネルに「おめでとう」や「ありがとう」といったメッセージを表示する。くら寿司は、「家族、パートナー、友人、同僚などとの特別な日のみならず、日頃は伝えにくい感謝の思いや、推しの記念日など、様々なシーンで気軽に利用してもらえれば」とコメントしている。また、席に着いてからタッチパネルで注文できることから、「サプライズならではの体験も楽しめる」とも。特別メニューのうち、米穀関連商品は「特撰ばらちらし」税込1,000円。
《11月16日時点の導入予定店舗》
△くら寿司 グローバル旗艦店
浅草・原宿・道頓堀・なんばパークスサウス
△くら寿司
なんば日本橋、池袋東口、渋谷駅前、西新宿、高田馬場駅前、アトレ大森
この「抗菌寿司カバー 鮮度くん」。「令和6年度(2024)近畿地方発明表彰」の「発明奨励賞」に輝いている。寿司の乾燥を防ぎながら、空中を浮遊するウイルスや埃、飛沫からも守る物理的な衛生・品質管理を実現するほか、カバー上部についたQRタグで、レーン上の滞在時間と提供時間を管理することで、作りすぎなど「無駄の低減」に寄与している。田中社長は、「寿司の安心・安全を守るためには欠かせないもの。海外では、このカバーがないと営業できない地域もある」と、海外展開の「要」だとコメントしている。
「地方発明表彰」は大正10年(1921)創設。全国を8地方に分け、優れた発明・考案・意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するもの。
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