◇ 農水省ら技術功労者表彰、「新潟独自稲品種の父」輝く

 農林水産省と(公社)農林水産・食品産業技術振興協会は11月15日、令和6年度(2024)「農業技術功労者表彰」の受賞者を決定、公表した。このなかで新潟県農業総合研究所の小林和幸氏(規格経営部技術専門幹、元新潟県農業総合研究所作物研究センター長)が、「生産と加工の現場ニーズに応える多様な水稲優良品種の開発と普及」を評価され、農林水産技術会議会長賞に輝いている。
 小林氏が育種に携わったイネ品種は、主食用うるちではコシヒカリ新潟BLシリーズ、こしいぶき、ゆきん子舞、新之助、葉月みのり、もち米ではゆきみらい、酒造好適米では越淡麗など数多い。ほかに新形質米10品種の育成、注連縄(しめなわ)加工用イネ品種「伊勢錦」なども。
 表彰式は12月6日、東京・霞ヶ関の法曹会館で。

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