◇ 農研機構が「やわらまる」使い、米粉即席麺の湯戻し時間3分短縮

 農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)は12月4日、米粉即席麺の湯戻し時間を、約3分短縮する技術を開発したと発表した。米に含まれる澱粉が低温で糊化する新品種「やわらまる」の米粉を使うことで実現したもの。コシヒカリを使った試作品では、適度な柔らかさになるまでの湯戻し時間が「11分」だったのに対し、やわらまるを使った試作品では「8分」だった。
 製麺化は、米粉麺の製造・販売を手がける小林生麺㈱(岐阜県岐阜市、小林俊夫代表)が担った。小林生麺は現在、麺の形状などにさらに工夫を加え、離乳食向けとして、湯戻し時間「5分」のグルテンフリー即席麺の受注生産を行っている。今後は、やわらまるの米粉を使ったカップ麺を開発。「輸出も含め広く普及を進めていく」としている。

左から、開発した離乳食向け米粉即席麺、開発中のカップ麺

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