◇ アイリスオーヤマが宮城県と包括連携協定
2024/12/09/ 11:00
アイリスオーヤマ㈱(宮城県仙台市、大山健太郎会長、大山晃弘社長)は12月5日、宮城県と包括連携協定を締結した。両者が持つ様々な資源を活用して、地域産業の振興、防災・減災、子ども・教育、環境保全・省エネ・脱炭素、健康増進の各分野で、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展、県民サービスの向上をはかるもの。産業振興では、「県内の大学生・高校生を対象としたインターンシップの受け入れや、パックごはんの輸出による県産米の海外での販路拡大などをめざす」としている。地方自治体との包括連携協定の締結は8件目で、都道府県との締結は今回が初めて。アリリスグループは宮城県内に、本社をはじめ4事業所・3工場を保有している。
宮城県の村井嘉浩知事は締結式で、「地元企業として、東日本大震災時に多額の義援金の寄附をはじめ、復興支援に尽力いただき、コロナ禍においてもマスク確保への多大な御協力を頂戴した。協定に基づき、学生のインターンシップ受入やスタートアップ企業の支援、海外における県産米の販路拡大、災害時などの物資支援、県内の高校での出前授業、子ども食堂への支援など、幅広い分野で連携、協力していくこととしており、この協定が、地域の活性化や県民サービスの向上に繋がるものと期待している」との考えを示した。