◇ 四国ライス石川社長が「RICE MAKERS SUMMIT」登壇

 ㈱四国ライス(香川県高松市)の石川聡一社長はこのほど、「RICE MAKERS SUMMIT ~米づくりの未来を創る~」に登壇、米をめぐる実状や「香川大学 讃岐むすびプロジェクト」について紹介した(12月9日付)。米の需要創出に取り組むプレーヤーが登壇し、米の可能性や未来について考えるイベント。住友商事㈱(東京都千代田、上野真吾社長)が運営するMIRAI LAB PALETTE(ミライラボパレット、東京・大手町)で開催された。

 「香川大学 讃岐むすびプロジェクト」は、四国ライスと香川大学の学生らで香川県産米のブランド価値向上と普及をめざして様々な取組みを展開。現在、「2050年大阪・関西万博」に出店する象印マホービン㈱(大阪府大阪市、市川典男社長)の「おにぎり屋」に、香川のブランド米「おいでまい」と県産食材を使った学生オリジナルおにぎり「ぴっぴりこ」を提案している。「うどんを食べているような感覚になる不思議なおにぎり」で、香川でうどんを意味する「ぴっぴ」と、出汁の原材料「いりこ」と掛け合わせた商品名となっている。
 パネルディスカッションに登壇した石川社長は、〝米不足〟によって米価が高騰している現状を報告。加えて、これに対する施策や今後の事業展開について概説した。その後の試食会では、象印マホービンの炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊いた「おいでまい」使用の「ぴっぴりこ」を振る舞った。

 なお試食会では、四国ライスの新商品「米屋の減塩佃煮 えのきと海苔」の試食提供も実施。「日本のお米はここまで旨くなる 老舗米屋が作った本気の佃煮」をキャッチフレーズに、「国産素材」と「減塩製法」にこだわった商品となっている。100g×3個セット、税抜3,000円。送料無料で、12月下旬から発送を開始する(現在、ECサイトで予約受付中)。

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