◇ 令和6年産11月の相対価格+141円の23,961円は史上最高値またも更新

 農林水産省は12月20日、令和6年産米11月の相対取引価格・契約数量を公表した。それによると11月の全銘柄加重平均価格は、前月比+141円、前年同月比+8,721円の23,961円(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)と、農水省が相対価格の報告徴求を求めるようになってからの最高値を更新した。
 一方、11月の相対契約数量は15万99tで、前月比▲45.3%、前年同月比+10.2%の水準。ついに減少に転じた恰好だが、ここまでの〝早喰い〟が効いており、11月までの累計数量67万6,962tは前年同月比+55.0%の水準。とはいえ、いずれこの〝貯金〟が使い果たされる可能性は否定できない。

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