◇〝米不足騒動〟の原因、香川の美術館が突き止める

 今年の端境期に起きた〝米不足騒動〟。この原因を、意外にも香川・小豆島のある美術館が突き止めた。農水省の発表では、「8月の南海トラフ地震臨時情報などを受けた買い込み需要に、供給が追いつかなかった」としているが…。

 この美術館によると、米価高騰に伴い政府備蓄米放出への賛否両論が渦巻くなか、「米はあるのに誰かが隠している」といった噂話が流れたという。さらに「直接的な要因がみえない騒動には妖怪がつきもの」だと指摘する…実は、ある美術館とは「妖怪美術館」。そう、噂の真犯人は妖怪だったのだ。

 妖怪の名前は「米隠し」。妖怪画家(妖怪美術館館長)の柳生忠平氏による妖怪画では、大量の米俵を口に詰め込んでいる姿が描かれている。「フレコンではないのか」というツッコミは置いといて、米を〝隠す〟というより〝食べている〟ようにも見えるのが特徴。隠しているのであれば、いつか出てくるかもしれないが、食べてしまうと…。

 妖怪美術館は毎年、その年の世相をあらわす妖怪を広く募集している。今年は3,575件の応募の中から、今年の世相を最も表す妖怪として、「米隠し」を決定した。

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