◇ アイリスオーヤマ令和6年12月期はグループ全体で増収減益、単体では食品事業「伸長」

 全米販組合員アイリスフーズ㈱(仙台市青葉区、大山健太郎会長、北尾利徳社長)の親会社であるアイリスオーヤマ㈱(宮城県仙台市、大山晃弘社長)は1月9日、令和6年(2024)12月期決算(速報値)を発表した。非上場企業のため自主公表にあたる。それによると、アイリスグループ全体で売上高7,760億円(+2.9%)、経常利益380億円(+18.8%)、経常利益率4.9%(前期4.2%)と、令和2年(2020)以来4年ぶりの増収増益を見込んでいる。

 アイリスオーヤマ㈱単体では、売上高2,315億円(+1.5%)、経常利益128億円(▲18.5%)、経常利益率5.5%(前期6.9%)の増収減益。「コロナ禍の巣ごもり需要の反動が継続したことで、家電事業やマスク事業の売上が低迷したほか、円安為替や物価高による価格転嫁の遅れなどで、経常利益は前年を下回った」とコメントしている。だが一方で、製造の国内回帰を掲げて戦略投資をしてきたパックごはん・飲料水の生産設備が順次本格稼働し、食品事業の売上は大きく伸長。舞鶴工場(飲料水)と岡山瀬戸内工場(パックごはん)の新設も決定しており、「これら工場の稼働で、食品事業の経営基盤を一層強化していく」としている。

 令和7年度(2025)は、「6年連続となるベースアップを含めた賃上げ」(アイリスオーヤマ正社員およそ4,400人を対象に、ベア率およそ3.5%、賃上げ概算およそ1万3,000円)を表明。売上高目標としてアイリスグループ8,650億円(+11.5%)、アイリスオーヤマ2,600億円(+12.3%)を掲げている。

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