◇ 12月コンビニ売上高、全店ベース1兆円台回復も「37か月ぶりの前年比マイナス」

 (一社)日本フランチャイズチェーン協会(増本岳会長=㈱カーブスホールディングス社長)は1月20日、昨年12月のコンビニ統計調査月報を公表した。それによると店舗売上高は、全店ベースで1兆407億11百万円(前月比+8.0%)と反発し、1兆円を割り込んだ前月からひと月で持ち直した。既存店ベースでも1兆8億31百万円(前月比+8.0%)と、4か月ぶりの1兆円台となった。だが前年同月比では、全店ベースが37か月ぶりのマイナス、既存店ベースが13か月ぶりのマイナスだった。
 月報では、「昨年に特需としてあったチケット売上の反動により全店・既存店ともに売上高が前年を下回ったものの、販促施策や訪日外国人の増加、好天に恵まれたことなどで来店客数が増加し、おにぎり、カウンター商材、菓子、ソフトドリンクなどが好調に推移した」とコメントしている。
 商品構成比は、米飯類(おにぎり、弁当、寿司など)を含む「日配食品」が35.5%(前月比▲0.2ポイント、前年同月比+0.7ポイント)、米穀を含む「加工食品」は26.8%(前月比▲0.9ポイント、前年同月比+1.1ポイント)となった。

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