◇ 松屋フーズHD第3四半期、増収増益も最終益は減益

 牛めしチェーン「松屋」を展開する㈱松屋フーズ(東京都武蔵野市、瓦葺一利社長)を傘下に持つ㈱松屋フーズホールディングス(東京都武蔵野市、瓦葺一利社長)は2月10日、令和7年(2025)3月期第3四半期決算を公表した。連結ベースで、売上高1,134億14百万円(+21.8%)、営業利益41億82百万円(+0.2%)、経常利益47億37百万円(+3.8%)の増収増益となったものの、四半期純利益は21億70百万円(▲19.4%)と減益を計上している。

 エネルギー費、各種調達価格の上昇などにより、原価率は+1.6ポイントの35.7%に上昇。一方、売上高の増加で、固定費の占める割合が低下したことなどで、販売費・一般管理費は▲0.8ポイントの60.6%に改善した。FLコスト(売上原価と人件費の合計。FOODとLABORに係るコスト)の売上高比は、66.3%(+0.6ポイント)となった。

 新規出店は、牛めし業態54店舗、とんかつ業態10店舗、鮨業態6店舗、その他業態9店舗の計79店舗。一方、直営の牛めし業態店7店舗、海外1店舗が撤退し、店舗数はFC店を含め、1,336店舗(うちFC5店舗、海外21店舗)となった。業態別内訳は、牛めし業態1,082店舗、とんかつ業態194店舗、鮨業態17店舗、海外・その他の業態43店舗。また208店舗の改装を実施したほか、工場生産設備などに投資。人材投資として、ベースアップなどの待遇改善に加え、教育投資も展開した。

 通期業績予想は、売上高1,495億円(+17.2%)、営業利益30億円(▲43.6%)、経常利益36億50百万円(▲39.0%)、当期純利益12億円(▲58.8%)の増収減益のまま変更していない。

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